お昼にトンカツって最高ですよね。サクサクの衣をまとったジューシーな豚肉のコンビネーションは我々を天国へと連れて行ってくれます。
この記事では東京23区内にある、うんまいトンカツ屋さんを紹介します。
ひと口にとんかつといっても各店で味は全く異なります。ごはんおかわり自由なんて嬉しいサービスを提供しているお店なんかもありますよ!
目次
『豚珍館』 @新宿
東京都庁のお膝元であり、飲食店が密集する「西新宿1丁目」エリアにあるお店。
とんかつ定食 980円を注文です。
豚ロースのお肉は約1cmの分厚さ、食べ応え満点の極厚お肉です。一般的に飲食チェーン店などで食べるとんかつと比べたら一回りは大きいサイズ感。
細やかなパン粉が歯触りの良いサクサク感を演出する薄衣との相性は最高です。
文句のつけようがありません。
ジューシー×サクサクが病みつきになります。肉厚でジューシーなロース肉ですが、噛み切れない所など一部分も無い、柔らかさも持ち合わせます。
また、ごはんと豚汁はおかわり自由です。
もりもりごはんが進んでしまうので、非常にありがたいですよね!
『山家』 @御徒町
山家と書いて「やまべ」と読みます。
御徒町駅の東西に1店舗ずつあるお店。両店の距離は徒歩で3分ほどです。片方がもし並んでいる時はもう片方のお店に行ってみると、並ぶことなくすっと入店することができるかも?
(写真はすべて御徒町店のものです)
ロースカツ定食770円を注文。
綺麗に真っすぐ揚げられたとんかつ。ほんの少しだけ赤い部分が残るお肉がまぶしい。
時間がたってもサクサク感が失われません。
ロースのお肉は筋っぽい部分は1ミリもなく、噛む度に繊維がほどけ、肉汁があふれ出し、衣やソース、からしといった素材・具材たちと奇跡のハーモニーを奏でます。
ご飯はデフォでマンガ盛り、お味噌汁はしじみでした。
『ぽん多本家』 @御徒町
「とんかつ」発祥の地(諸説あり)と言われているお店です。ありがたや。今日の人類があるのは貴店の存在があったからといっても過言ではない。
洋食店なので、とんかつ(お店ではポークカツレツと呼んでいます)以外にコロッケやシチューといったメニューもあります。
カツレツ2970円と食事(赤だし、ご飯、お新香)550円を注文です。
他店と比べると価格設定は1000円〜1500円ほどお高いですね。
低温のラードでじっくりと揚げられたとんかつの衣は淡い焼き色で仕上げられ、中の豚肉は、どこまでしっとり。
脂身は丁寧にとられています。また、ソースは置いておらず、塩やからしでいただきます。
ソースの代わりというわけではないと思いますが、卓上にはケチャップもセットされているので、これをかけても美味しいかも?
『とん八亭』 @御徒町
「上中(うえちゅん)」という赤い文字が掲げられた「上野中通り商店街」の1本裏手の路地に面するお店。
ロースかつ1900円と定食300円を注文です。
じっくりと低温で揚げられた衣が白くきめ細かい。そしてサックサクの食感がたまりません。
豚肉の断面はピンクで、肉汁が輝いています。
分厚さはしっかりあるのですが、すぐ噛み切れる柔らかさ。
噛み締めると豚の旨みがじゅわっと口の中に広がり、脳内では幸せな感情も溢れ出てきます。
ごはんときゃべつは1回までおかわり無料です。ありがたいですね。
『井泉』 @御徒町
さきほどの「ぽん多本家」はとんかつ発祥の地と紹介しましたが、
こちらのお店「井泉(いせん)」は「カツサンド」発祥の地と言われています。
昭和5年創業の老舗で、2階には当時芸者たちが踊ったお座敷がそのまま残っています。
カツサンド9切れ1250円、6切れ850円で販売していますが、
ロースかつ定食1250円(税抜き)を注文です。
なぜかというとここのとんかつは「お箸で切れる」というキャッチフレーズがついているから。
マジでお箸で切れるとんかつです。豚肉の甘さが美味しいですね!
お肉が柔らかいのはもちろん、衣もしっとりとした柔らかさがあります。
ご飯とキャベツはおかわり自由のようです。
他店にはない食感を求めて行ってみては?
『丸八』 @大井町
大井町駅目の前の「大井銀座商店街」にあるお店。
1階はカウンターメイン、2階はお座敷が設置されていますので、お一人でも、4人などのグループでもいけますよ。
私はいつもランチ時に伺うので「サービス並かつ1200円」を注文するのですが、人気メニューは「上ロースカツ定食1700円」のようです。
しっかりと火入れされた衣の内側は卵液の黄色が映えます。なんでも卵液を2度付けしているのだそう。
さっくり・ふわっとした食感は絶品です。
ご飯とキャベツは1回ずつおかわり無料です。
丁寧な接客もこのお店の魅力の1つです。グラスが空いたらお水をすぐに注いでくれたり、ごはんおかわりどうですか?と聞いてきてくれます。
『丸五』 @秋葉原
「電気街」が広がる中央通りをさらに西に行った場所にあるトンカツのお店。
「超」が3個くらいつくほどの有名店で、平日11:30に行ってももうすでに列ができていることもしばしば。極上のトンカツを食べるためには列に並ぶことを覚悟して向かった方が良さそうです。
ロースかつは衣は厚くしっかりしているにもかかわらず、中身はとても柔らか。もちっという弾力も持ち合わせており、最高に美味しいです。
おすすめの食べ方は岩塩。ぱらっとかければお肉の旨みと岩塩が溶け合ってナイスハーモニーを奏でます。
白米、キャベツはおかわり一回出来ます。
「おかわりいかがですか」と店員さんから声をかけてもらえることも多いようで、名店たる理由はそういった店員さんの細かな気遣いからもうかがい知れますね。
『とんかつ河むら』 @市ヶ谷
市ヶ谷駅から麹町方面へと伸びる「日本テレビ通り」にお店を構えます。
外観・内装ともにシックな色使いで統一されており、洗練された印象があります。
上ロースカツ1700円を注文。
お肉は林SPFのブランド豚を使用。甘みを感じる、柔らかな肉質が特徴で、塩でいただくのもおすすめ。
うす褐色に染まった衣は薄めで、油切れもよいです。サクッとした食感がたまりません。
新橋にも支店があるので、そちらもチェックしてみてください。
『まるや』 @新橋
新橋駅徒歩2分圏内に3つの店舗を構える人気店。
本店は上のGoogleMapで指してるビルの2階です。
ロースカツ定食700円を注文。
魅力はなんといってもその価格。都内でも最安値なのでは(てんてこまいのてんこちゃん調べ)ないでしょうか。
お皿の端っこまで真っ直ぐ伸びるとんかつ。中心まで良く火が通ってます。脂身の量も適度に入っていて、赤身とのバランスも良好きです。
赤出汁シジミ味噌汁も美味しい。
ご飯と味噌汁はおかわり可。この価格でこんなに嬉しいことはありません。
『とんかつ三太』 @芝公園・赤羽橋・田町
芝公園、赤羽橋、田町、これら3駅のちょうど中間あたりにあるお店です。
トンカツ屋に分類されるのですが、客はほとんど「しょうが焼き」とのセットでも頼みます。
ダブルで豚肉を味わえるのが人気の秘訣ですかね?
とんかつ・生姜焼きセット1000円を注文。
店主さんワンオペなので、ご飯と味噌汁と水はセルフで取りに行きます。
がっつりなメニュー構成やセルフという独自システムもあって男性客がこぞってこの店をおとずれます。
ちょっとのむさ苦しさはご了承を。
しっかり揚げのしっかりとんかつです。お肉の厚さはほどほど。これをしょうが焼きのタレにつけていただくのが「通」の食べ方のようです。
食べログのレビューを見ていると生姜焼きの方が美味しい!という声も多く見られます。
もしかしたら「生姜焼きのお店」として考えた方が良いのかもしれませんね。
ごはん・味噌汁はおかわり自由です。
『とんかつ檍』 @蒲田
いまや都内各地に出店している人気店となった「とんかつ檍(あおき)」。その伝説は蒲田から始まりました。
特上ロースカツ2000円を注文。
とんかつにかける塩にもこだわりがあり、
- パキスタン ヒマラヤ岩塩マナック
- ヒマラヤ岩塩ピンクソルト
- ボリビア ウユニ塩湖の塩
の3つが常備されています。
千葉のブランド豚である「林SPF」を使用したとんかつはなによりも厚切りで大きい。
ジュワッと滲み出てくる脂は甘く、ご飯との相性も抜群です。
ソースもいいのですがやっぱり塩で食べたいですよね。塩3種で食べ比べです。
またカツカレー店の業態で出店する「いっぺこっぺ」はこの店の系列店です。とんかつ檍で提供されているとんかつを乗せたカレーが味わえるので、こちらも
『まるやま食堂』 @蒲田
こちらも蒲田にあります。
道路が線路下のトンネルになっている付近にあります。赤地に黄色い文字で「まるやま食堂」と書いてある看板が目印です。
ランチ時には1000円でロースカツが味わえる「まるとくロースカツ定食」があり、こちらがオススメ。
この記事では何度も出てきているブランド豚「林SPF豚」を使用したロースカツは、
甘みをほんのり感じるようなクリーミーな感じ。
火入れが絶妙でしっとり且つジューシーな仕上がりとなっています。
また、さきほどの紹介した「とんかつ檍」と同じように世界の塩が置いてあり、味比べが楽しいです。
『とん太』 @高田馬場
特ロースカツ2160円は、サクッと軽い衣にお肉の柔かさがGOOD。塩と胡椒でも十分美味しい上品なとんかつです。
やや衣は白っぽく、絶妙な揚げ具合。ふんわりとしたパン粉も魅力的です。
塩でいただくとより一層美味し差を感じられる、という声が多数見られました。
味噌汁が豚汁、しじみ、わかめから選べるのも嬉しいポイント。
『とん久』 @高田馬場
1971年OPENの老舗。駅前のドンキホーテが入っているビルの地下、レストラン街で50年超の営業年数を誇ります。
おなじみ「林SPF」と”薩摩の黒い宝石”がキャッチコピーの「薩摩黒豚霧島高原ポーク」の2種から選べます。
特選ロース定食2100円を注文。
パン粉屋業者さんと共同開発したというキメ細かいパン粉は、サクッとした食感を演出。ジューシーな豚肉を上品に包み込みます。
トリュフ塩、岩塩、おろしポン酢、辛子、ソースなど、こちらも卓上調味料は豊富。お肉の素材を味わった後は自分好みに味変して美味しくいただきましょう。
全体的に軽やかな感じで全然しつこくありません。
ごはん・キャベツは1回までおかわり可です。
『とんかつひなた』 @高田馬場
”裏馬場”として最近注目が集まっているエリアにあります。ミシュランビブグルマンにも選ばれており、まさに世界も認める超名店となっています。
ロースかつ定食(130g)1,300円を注文です。
お肉のグラム数によってお値段を変えて提供しており、上ロースかつ定食と同じ宮城県の漢方豚を使っている「上ロースかつ定食(190g)は1850円となっています。
ロースカツでも漢方三元豚と六白黒豚と種類が異なりますが、漢方三元豚の方が注文数は多いそうです。
この漢方三元豚、「甘い脂、淡白でもしっかりとした旨みの赤身、柔らかな上品な肉質が特徴」だそう。
豚肉の旨み・甘みがしっかりと両立。特にアブラミの旨みは強いです。衣との一体感もGOOD。
卓上調味料には、インカ塩・さらさらソース・とんかつソース・あまみ塩・オリーブオイルなど多岐にわたります。
『なりくら』 @高田馬場
ラストは高田馬場のなりくら。お店は地下一階にありますが、階段にズラー。そこから地上に出て道路沿いにズラー。
このお店に関しては、どの時間帯に行っても行列が絶えません。(移転してからは営業形態が変わったのですかね?)
霧降高原豚と雪室熟成豚の2種類から選びます。
綺麗な白色の衣。お肉の断面もこれまた美白。
絶妙な火の入れ加減でしかなし得ないこの色合いです。
低温で揚げられたロースのお肉は固さが一切なく、ジューシーで美味しい。肉質の甘みを感じたいときは塩でいきましょう。
薄衣なのでもたれにくいのも良いですね。女性にもオススメしたいとんかつです。
まとめ
都内の絶品とんかつが味わえるお店をまとめました。
いやー。とんかつが美味しい店って至る所にあるんですね。今回紹介が漏れてしまった名店もたくさんあります。
あなたの職場・自宅の近くでも、美味しい店を発掘してみてください。
「林SPF使用」の文字が見えれば、美味しいとんかつであること間違いなしです!
P.S.
こうやってみるととんかつ屋さんの屋号って「丸●」みたいに「丸 + 漢数字」のパターンが多いんですね。
なんか理由あるのかな?
コメント